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2013年9月23日 (月)

奈良 秋篠寺・西大寺 ★★

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大和西大寺駅から徒歩で20分ほど北に歩くと秋篠寺はある。
しかし、駅から歩いても全然歴史なんか感じられない、味気ない街を歩くのはけっこうやるせない。
おまけに寺の隣は競輪場って、この無神経さが同じ日本人としてちょっと信じられない。
まあ日本中どこに行っても同じようなものだけど。

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南門をくぐると、苔むした雑木林が広がり、静寂な雰囲気を醸し出す。
先客は数人程度と静かなもの。
現在の秋篠宮の由来はこの秋篠の地名だということだ。
秋篠、確かに音の響きが雅で美しい。
実際の場所は、そんな雅とは無縁だけどね。

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小ぶりながら、天平時代的な造りの本堂。
実際は鎌倉時代、金堂が焼失してしまったので、当初講堂であった建物を修理して本堂にしたとか。
中央に灯篭があり、左右に翼を広げるようなこの様式の本堂は好きだ。

で中に入ると、そこには素晴らしい10体あまりの仏像が創り出す宇宙が広がっていた。
この小さな本堂に、こんな空間があったとは驚きだ。
薄暗い堂内に、厳かな仏像たち、やはり古都奈良は奥が深い。

残念なのは、堂内は写真撮影禁止だし、ググッてみてもそれらしい写真は見つからない。
寺の説明書には、本堂の写真だけって、これはあまりに不親切。

実際の仏像は伎芸天やら大元帥明王やら、素晴らしい名品揃いなんだけど。
ちなみに大元帥明王は、秘仏とやらで毎年六月六日にしか開帳しないとのこと。

お寺の雰囲気はJR東海のCMで堪能ください。

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秋篠寺東門を出てテクテク20分あまり。
西大寺駅近くの踏切を越えると、延々と続く西大寺の塀に突き当たった。
境内は想像していたより、かなり大きいようだ。
元々東大寺にたいして西の大寺だったというから、創建当時の規模は、遥かに大規模だったようだ。
伽藍の広さは今の十五倍、興福寺よりも薬師寺よりも大きい、平城京随一の規模を誇った。
それも今は見る影もなし、そのへんに侘しさと時の流れを感じてしまう。
あとから知ったのだけど、この寺を建立した称徳天皇(女帝)の恋人?弓削道鏡が建立に深く関わっていたとか。
また藤原仲麻呂の乱とか、何かと歴史ロマンを掻き立てられる。

本堂、愛染堂、四王堂を巡る共通券があったのだが、時間が遅いということで、共通券は販売中止。
結局本道と愛染堂のみを拝観した。

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本堂の中は薄暗い中に無数の灯篭が灯り、かなり異質の空間が広がる。
その中に釈迦如来、文殊菩薩、弥勒菩薩が鎮座し、秋篠寺とはまた一味違った宇宙が広がっていた。

また愛染堂では、秘仏の愛染明王は見ることはできなかったが、江戸時代に作成されたレプリカを間近で見ることができた。
小さい仏像ではあるが、精巧なその作りは惚れ惚れする。

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一時間ばかり拝観して、西大寺を後にした。
こちらもJRのCMを堪能されたし。

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