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2011年4月10日 (日)

東日本大震災ボランティア(岩沼市・亘理町)

会社のことは一度もブログに書いたことがないのだけれど、今回は会社の有志による震災被災地ボランティア活動に参加してきた。

4/9(土曜日)午前0時に品川にあるオフィスから、レンタカー2台(エルグランド)に分乗し、女性一人を含む総勢13人で仙台市の南にある岩沼市に向かった。
深夜の東北道は車も少なく、順調に距離をかせぎ、5時には国見PAに到着。
ただし高速道路の路面は地震によりかなり荒れており、ときおり車が飛び跳ねる。
ガソリンが心配だったので、早目に給油したが緊急車両以外2000円までとのこと。
二回並んで、4000円分給油したが、何のことはない白石ICで高速道路を降りたら、普通にガソリンスタンドは営業しており、並ぶこともガソリン制限もなかった。
ごく限られた場所を除き、ガソリン不足は完全に解消されたようです。

国見PAで仮眠をとり、AM8時頃岩沼市災害ボランティアセンターに到着。
いつも大勢のボランティア希望の人が待機しているというが、本日は雨のため人影もまばらだ。
何でも雨の日は作業もはかどらず怪我の危険も高いので、基本的に野外でのボランティア活動は行わないとのこと。
ただ私たちは事前にグループとして申し込んでおいたので、作業を特別割り当ててもらった。
今回の装備、服装は、こんな格好でした
特に釘の踏みぬきなどの事故が多く、充分注意しないと危ないとのこと。
今回使用した長靴は、安全靴仕様と、踏みぬき防止用インナーソール付きです。

現地の作業車に先導されて、今日の作業現場へと向かう。
ここまで、多少屋根が壊れている民家を見かけるくらいで、深刻な被災地のとは程遠い普通の日常にしか見えない。
しかしそれも運命を分けた、仙台東部道路をくぐると風景が一変する。
写真は作業現場の蒲崎公会堂付近だが、この辺りは2m程の水に浸かった跡が壁に残る。
家々はほとんど半壊以上で、車はぐちゃぐちゃに壊れ、がれきの山が延々と続く。
作業は、公会堂内部の泥出し。
床一面に積もった10cm程の厚さの泥を、現地の人も含め総勢25人ほどでかき出し、野外に捨てるもの。
最初はなかなか大変な作業だと思ったが、そこは25人ほどで一斉に泥出しを行ったので一時間半ほどで完了。
あんなに泥で一杯だった床からきれいに泥が取り除かれると、気持ちいい。
泥出しも、人数がそろえば案外楽?・・・と思ったのは勘違いだと翌日思い知らされる。

040901_2

これで午前の部の作業は終了で、一旦ボランティアセンターに戻る。
しかし雨のため今日の仕事はなさそうということで、隣町の亘理町ボランティアセンターに向かう。
ここはまだ水道も使えず、被災地最前線といった雰囲気を強く感じた。
こちらでも雨ということで作業依頼は少ないが、民家の屋根から落ちた瓦の片づけという作業を行うことができた。
民家に行き落ちた瓦を、不燃物廃棄所に運んだのだが、その家の隣の家では、そのような作業をボランティアセンターに依頼できるということを知らなかった。
ならばうちもということで、隣家の瓦の片付けも行った。
作業は13人で行えば、すぐに終わる軽いもの。
作業を終えると、ご家族から津波の状況など、生々しい被災体験を伺った。
恐怖体験を語りときおり涙ぐみながらも、あっけらかんとしたたくましさを見ると、なぜだかこちらが元気をもらった。

040902

一日目の作業はこれで終わり。
少々物足りないものだったが、雨では仕方ない。
雨は原則的野外ボランティア活動は行わないので、これから行く人は注意してください。

その夜は秋保(あきう)温泉華乃湯に泊る。
温泉に泊ってボランティア活動とは、なんともぬるい感じがするが、かなり体も汚れるし、まだ満足にお風呂に入れない場所があるので、とてもありがたい。
ただサービスは通常どうりとはいかず、そのためボランティア活動者向きの簡素なパック料金で今回は宿泊した。

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翌日の日曜日は、打って変わっていい天気。
岩沼市のボランティアセンターも、今日はボランティア希望の人たちで、ごった返しています。

今日の作業現場は一般の家庭で、すでに別のボランティアの方が半分ほど作業を行っている作業の継続。
ここは、ボランティアセンターから3kmほどしか離れていないけど、水が1m以上浸水した場所。
昨日は生活感がない公会堂だったから、作業が楽だったが、今日は生活感たっぷりの物があふれている作業場で精神的にもかなり厳しい。
水に浸かった物を運び出すのが、想像以上に大変だ。
特に水をたっぷり含んだ畳が最も苦労した。

041002

岩沼市のボランティアは、午前午後それぞれ作業は2時間と決まっており、それぐらいの配分がちょうどいいと思う。
今回は自分たちの車で移動したが、通常は現場までの送迎もやってくれる。

約2時間の作業で、おおむね一軒の家の片づけはできた。
といっても、物を野外に出して泥をかき出しただけで、外に出した物や泥をかたずける作業が残り、さらに住める状態に戻すには、気が遠くなるような作業が必要だが。

一泊二日、実質作業時間1.5日の短期ボランティア活動はこれでひとまず終了。
来たときと同じように、2台の車に分乗し、一路品川のオフィスを目指す。
若干車は多いながらも、まずまず順調に走り、PM7:00にオフィスに到着。

実際被災地でボランティア活動を行い、いろいろ考えさせられた2日間でした。
そして復興までの長い長い道のり、私に何ができるのだろう?
とりあえずGWには、時間を作ってまた来たいと思います。

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