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2007年8月26日 (日)

奥鬼怒林道越え(130km) (MTB) ★★★

以前奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉に行ったとき、奥鬼怒林道を群馬県側から
やってきたMTBのグループと遭遇した。
それ以来ずっと、奥鬼怒林道は気になる存在だったが
なにぶん周回コースがとり難いので、簡単には行けない。
で今回意を決して、水上温泉から坤六峠、奥鬼怒林道を経て
鬼怒川温泉までのルート130kmあまりを走破してきた。

今回は行程が長いし、写真の撮影もしたい。
そこで余裕をもった行動にするため、水上駅に深夜(23:18)到着し
道の駅で仮眠し、翌朝一で出発することにした。
今回、いつも山行に持ち歩いているツエルトで初めて寝てみた。
自転車を写真のように使うと設営は簡単だ。
半袖のウェアのうえにウィンドブレーカーだけだと
寒くて夜中目が覚めてしまった。
この暑い時期に贅沢な悩みだが、輪行バッグを布団代わりにかけて
無事解決(Zzz...)。

朝5時に起床し、6時に水上道の駅を出発。
最初は余裕があるので、水上の藤原近辺を散策しながら北上。
藤原は場所によっては、古民家が残り懐かしい風景がひろがるが
宝台樹や藤原スキー場近辺は古民家と無国籍なペンション
ロッジが混在し景観はぐちゃぐちゃ。

082601

湯の小屋温泉から、坤六峠への本格的な登りの始まり。
といっても基本的に緩い登りが延々と続き、さほどきつくはない。
道は照葉峡(てりはきょう)に沿って登っていくので
その峡谷を眺めながら登ればなかなか楽しい道である。
幸いここまで曇りがちで、比較的涼しい行程だ。
道は徐々に高度を上げ、奥利根水源の森にいたる。
この森は、ブナの巨木が大変美しいところで、しばし休息。
峠までは標高差200mで、すぐそこだ。

坤六峠についたころ、雲がとれて晴れ模様に。
峠はブナの森の中で、あまり展望がないが、標高1600mでひんやり
気持ちよい。

ここから一気に戸倉まで、長いダウンヒル。
木々の間から至仏山や笠が岳が覗く。
戸倉は標高1000mあまりだが、日差しが暑く缶ジュースと
アイスクリームでしばしクールダウン。

0800402

大清水に向けて、緩やかな斜面を登る。
木々に覆われた気持ちいい道で、おおむね日陰で助かった。
日曜だというが、交通量はさほど多くはない。

大清水の車止めゲートをちょっと先に進むと、尾瀬沼と奥鬼怒林道
の分岐だ。
ここからが、本日最大の難所の始まり。
ダートとはいえ最初は比較的路面も安定しており、傾斜もたいして
無いので快調に進むが、次第に道が荒れだして、トラクションが
かからずズルズルとあまり前に進まない。
斜度も段々きつくなり、体力温存のため自転車をおりて、押しもはいる。
すれ違ったのは、登山者7,8人ほど。ここを歩きたくないなあ。

段々疲労もたまりうんざりしかけたころ、美しい蝶アサギマダラが
ちらほら。そのうちウジャウジャ。
どうやらアサギマダラの大群のなかにいるようだ。
これからしばらくして、南の島へ移動していくのだろうが
その前にこのあたりで食料補給ということか。
これから約2時間あまりも、アサギマダラと一緒に行動したような
もので辛い登りも心癒された。

0800403

清水から2時間あまり、当初の予定を大幅にオーバーして
奥鬼怒トンネルに到着。
ここがうわさの奥鬼怒トンネルかあ。
たっぷり1.3kmの暗黒の世界。
トンネルに入るとしばらく目がくらんで、自転車のライトを
点けていても真っ暗。
平衡感覚が失われ、フラフラ蛇行。
でもこんなところで、自転車から降りたくないしがんばって漕ぐ。
次第に目が闇になれ多少は見えるようになったが
あまりいい気分はしない。
たっぷり5分以上の暗黒世界を堪能?したあと、やっと光の世界へ。
ここからは、ダートを下るだけか・・・て約13kmのダートの下りは
結構疲れた。
結局大清水からの23kmのダートは走り応え充分・・てもうお腹いっぱい。

本当は余裕を持って奥鬼怒温泉郷に到着して、ここで温泉三昧の
目論見だったが、時刻は既に3時を回り、残念ながらその余裕はない。
ううむ・・・残念。

0800404

夫婦淵温泉からは下り基調の道を鬼怒川温泉に向かって快調に走る。
疲労もたまり気味なので、景色をゆっくり眺める心の余裕はなし。
鬼怒川温泉手前の、R121に合流するまでは交通量も少なく、走りやすい。
R121からは、交通量も増えやや走り辛いが、それもすぐに終わる。
鬼怒川公園の日帰り温泉鬼怒川公園岩風呂に17:30到着。
ここで本日の汗を流す。ここは地元住民が客層で雰囲気は良い
風呂だった。

汗を流した後は、鬼怒川温泉駅に移動し、19:25の列車に乗り込んだ。
閑散とした夜行列車の中で今日のツーリングの余韻に浸り
鴻巣に着いたのは23時近くであった。

0800405

参考タイム
水上道の駅(6:00)-湯の小屋温泉(8:00)-奥利根水源の森(9:30-9:50)-
坤六峠(10:10-10:25)-戸倉(10:55-11:20)-大清水(12:00)-
奥鬼怒トンネル(13:55-14:05)-かに湯(14:35)-夫婦淵温泉(15:10-15:30)
-鬼怒川温泉(17:30)

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コメント

kanさんすげー。パワーありますね!
ツェルトで泊まったことありません。

投稿: shu | 2007年8月29日 (水) 00時18分

奥鬼怒林道はかねてからの懸案だったので達成感いっぱい。
長距離を走破するコツは、がんばらないこと。
そのうち着くやと思って、軽いギヤで漕ぎ続ければ
案外体の負担も少なく、目的地に着きますよ。

ツエルトは私も初体験でした。
移住性に多少難ありでしたが、かるいからなあ。

投稿: kan | 2007年8月29日 (水) 01時37分

ff21の空っ風です
奥鬼怒林道のオフロード区間は大清水からどのあたりまでなのでしょうか?
今度私もいってみようかと思っております。
尾瀬戸倉に車を止めて、金精峠のを越え、戻ってくるルートを考えております。

投稿: 空っ風 | 2007年8月29日 (水) 08時10分

オフロード区間は、大清水から夫婦淵温泉までの約23kmほどです。
加仁湯のゲートまでは、多少荒れていますが、ダートとしては
走りやすいほうかと思います。通常のMTBなら何の問題もありませんが
ランドナーでは下りが大変そう。
加仁湯から夫婦淵温泉は、送迎バスも走るので、道はフラットで広いです。バスはけっこううっとうしかったりします。

金精峠、山王林道も厳しそうですね。

投稿: kan | 2007年8月29日 (水) 12時52分

kanさんこんにちは。
奥鬼怒林道はオフローダーの禁断の地なので、自転車も通行不可かと決め付けていて全くの盲点でした。通れるんデスね!こりゃ行ってみたいなぁ~。
秋にでも温泉からめて行ってみたいと思います。

投稿: | 2007年9月 3日 (月) 20時11分

Kanさん、こんばんわ。凄いコースを走破したんですね~!
思い切った行動力とスタミナに感服しました。さすがですネ。
だけど男性はいいですね!道の駅でひとり野宿できる所がうらやましいです。
このコースは、所々知っている場所がたくさん出てきて、何となくコースのイメージができてワクワクしながら読ませていただきました。
それにしても、トンネル怖そう…(>_<)帰りの夜行列車もなんだか懐かしい感じで、昔、山旅の帰りに満ち足りた気分で揺られた事を思い出しました。kanさんの気持ち分かる気がします。

投稿: sizuku | 2007年9月 3日 (月) 21時58分

凸さんこんばんは。
何でこんな道つくるんだ!と悪評高い奥鬼怒林道。
せっかくだから通ってみました。
車では行けない県境を越えるのは、楽しいです。
奥鬼怒温泉郷から夫婦淵温泉まで、多少担げば
遊歩道のシングルトラックが楽しめます。
コースどりがちと厳しいですが面白いのでぜひ。

sizuku さんへ
トンネル、恐いですよ。
小心者の私にとっては、一番の難関でした(^^;)
免許をとってから、電車で移動することは殆ど無かったのですが
自転車と組み合わせることによって、自動車では味わえない
「旅してるなあ」という感覚に、すっかりはまり気味。
気ままに自転車と電車を組み合わせて
もう少し長い旅がしてみたく、現在計画中です。

投稿: kan | 2007年9月 3日 (月) 23時23分

kanさん、奥鬼怒林道、先にやってくれましたね~w
しかも水上スタート、鬼怒川ゴールだなんて想像だにもせず驚きましたよ…。すごいです。。
普通の人じゃ行けないという非凡さがこういうマイナー林道の楽しみですよね。いやはや尊敬ですよ(笑)
わたしは来週から夏休み^^
四万十川のゴムボート下りが今夏のテーマです♪

投稿: masa | 2007年9月 5日 (水) 00時08分

長年の懸案でしたが、masa さんのレポートで
俄然行きたくなったのもありますね。
山王林道、金精峠の周回も考えたんですが
苦労して基の場所に戻るのも何かと
わざと長距離走破してみました。
せっかくのミニベロ、輪行もしてみたかったですし。

もとパドラーとしては、四万十川憧れの川です。
楽しんできてください。

投稿: kan | 2007年9月 5日 (水) 02時02分

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